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コンテナとヒアリ(火蟻)

コンテナとヒアリ(火蟻)

「ヒアリ(火蟻)」の本性

「ヒアリ(Red imported fire ant)」は南米大陸原産のハチ目・アリ科・フタフシアリ亜科に属するアリの一種で、世界の侵略的外来種ワースト100選定種・特定外来生物に指定されています。
この猛毒の「ヒアリ」が日本でも3年前程前から各地で発見され、港湾エリアから農地や商業、住宅エリアへと広がっていますが、国内では繁殖や定着は確認されていません。
毒性が強く腹部にある針で刺されると火傷のような激しい痛みを生じ、アレルギー反応でアナフィラキシーを起こし死に至ることもあるため、“殺人アリ”とも呼ばれ脅威となっています。
「ヒアリ」は現代の箱船“コンテナ”に乗って世界に侵入しているやっかい者となっています。

「ヒアリ」は「コンテナ」が好きなのか

先日、横浜港では1800匹のヒアリが発見されたり、大井ふ頭のコンテナ内に100匹以上が見つかったり、大阪市内では国内初のヒアリの女王が確認されたり、広島、名古屋、清水や北九州と港湾地区での発見が広がっています。
「ヒアリ」はコンテナに積まれる荷物に付いてくるので、コンテナを住み家にしているわけではなく、その荷物が積み替えられて内陸に運ばれたりコンテナから外に出たり、コンテナ内で死んでいるケースも多いのです。
ですから、「リサイクル・コンテナ」に、「ヒアリ」が住みついていることはありませんから安心・安全です。

「ヒアリ」に天敵はいるのか

「ヒアリ」の天敵のいない国では、当然のことながら「ヒアリ」は増殖の一途です。
「ヒアリ」の天敵がアマゾンにいることがわかりました。
アマゾンに生息する「ノミバエ」というハエで、このハエがなぜか「ヒアリ」の体の中にタマゴを産み付け成虫が「ヒアリ」の養分を吸い取って殺すという効率のよい“殺虫ハエ”です。
現在、アメリカではこの「ノミバエ」の導入をしているそうです。
“天網恢々”の世界ですね。

「ヒアリ」の駆除・対策は大丈夫か

アメリカのTVニュースで、ハリケーン被災地で河を流れるゴミにいっぱいの“ヒアリいかだ”が放送されましたが、年間500万人の被害者が出ているそうです。
日本では「ヒアリ」は発見され次第、駆除されています。
殺虫処分やベイト剤(殺虫餌)、粘着トラップ等で駆除されますが、ひび割れた溝にはアスファルトを流し込みます。
海外では「ヒアリ」の巣穴に溶けたアルミニウムを流し込む方法もあるそうです。

環境省、国土交通省が万全の対策を講じています。
港湾における定期的なヒアリ確認調査や「ヒアリ相談ダイヤル」などを設置して対応しています。

安全・安心な「リサイクル・コンテナ」の理由

“ヒアリを運ぶコンテナ”そんなイメージがあるのも仕方がありません。今や世界の貿易は「コンテナ」なくては成り立たないからです。“現代の箱船・コンテナ”が「ヒアリ」を運ぶことは必然かもしれません。
しかし、現役活躍のコンテナがそのままリサイクル商品として市場に出ることはありません。
当然のことながら第二商品として“リノベーション”され、安全・安心を確保した上で“再生”されるからです。
細部に渡るチェック、錆や故障、修理や改修、消臭、消毒、清掃など様々な養生と検査を通して安全・安心を確保し、管理を“信頼”と“責任”とともに出荷しているからです。

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